学習指導方針

身近な自然もよ〜く観察すると、沢山のことを学べます。

例えば、様々な命が関わり合い、共存共栄していることを体感できます。

アリとアブラムシの関係はその好例です。

  • アブラムシは甘い蜜をお尻から出してアリに食事を振舞います。
  • 一方、アリは、アブラムシがナナホシテントウに食べられそうになったら、アブラムシを守ります。

こんな些細な例をとってみても、自然界が持ちつ持たれつの関係で成り立っていることを学ぶことができます。

また、こうしたシチュエーションにあった際には、

  • なぜ、アリがアブラムシのお尻をなめるのか?
  • なぜ、アブラムシはアリに甘い蜜をあげるのか?
  • なぜ、アリはアブラムシを守ろうとするのか?

という問いを繰り返すことにより、子供たちの好奇心や物事を深く洞察する力を引き出します。

 

その他、私は自然観察には非常にたくさんの効果があると考えています。

例えば、次の通りです。

  • 五感(視覚、聴覚、嗅覚、触覚、味覚)が敏感になる。
  • 観察を通じて物事を、注意深く、細部まで観る習慣がつき、洞察力の向上につながる。
  • 様々な命とふれあうことにより、子供たちの潜在的な優しさや思いやりを引き出す。
  • 爽やかな空気や景色を感じることにより、心身ともにリラックスする。

ちなみに、私が何よりも望んでいることは、ここで学んだ子供達が自然観察をしたことで、自然が好きになり、自然を大切にしたいという気持ちを胸に留めてほしいということです。そして、将来社会人になった時に、この気持ちを忘れずに仕事等で活躍してほしいと願っています。自然を好きな人が積極的に自然や環境を破壊することはなく、むしろ自然保護や環境保全につながる技術やもの、サービスを生み出してくれると信じています。

Let’s 自然感では、科学実験会を通じて、科学を体感します。

机の上で理論を学ぶのではなく、まずモノをつくって、触って、やってみてそこから科学を学びます。